*ウイスキー
私は、最近はウイスキーも好きです。2006年3月に、砺波市の「カスク」というバーで美味しいモルト・ウイスキーに出会ったのがきっかけです。マッカラン12年をロックで飲んだのですが、その豊かなコクと香りに驚きました。それまでウイスキーは、スナックで適当にオールド・パーやバランタインをボトルキープして水割りで飲んでいたのですが、ウイスキーが美味しいと感じたことはありませんでした。
モルトウイスキーをロックで飲んで、ウイスキーの美味しさに目覚めました。
今(2007年7月)ボトルキープしているのは、マッカラン18年です。最初に美味しいと感じたマッカラン12年を18年に代えた理由は、ほとんどの場合、熟成年数が多い=より豊かなコクと香り、だからです。(人それぞれの好みはありますが・・・)
ただ、豊かなコクと香り=値段が高い となります。その点ウイスキーは、ワインと違って単純です。
以前「芸能人格付けランキング」というTV番組で、ソムリエの資格を持っている芸能人が、2.000円のワインと100.000円のワインを間違えていましたが、ウイスキーではそんな間違いは起こりません。
最近美味しいと感じるのは、マッカランではなく、ラガヴァーリン16年やボウモア16年(限定品)です。これは非常にピートの強いウイスキーで、2006年3月には薬臭い感じがして飲むことができなかったウイスキーです。人間の嗜好とは変わるものです。
スコッチ・ウイスキー
スコットランドで蒸留・熟成・ボトリングされたウイスキーを、スコッチ・ウイスキーといいます。
スコッチ・ウイスキーは製造法の違いからモルト、グレーン、ブレンデッドの3種類に分けられます。
@モルト・ウイスキー・・・・・ピート(泥炭)の煙臭をしみこませた大麦麦芽(モルト)だけを原料に蒸留、オーク樽で時間をかけて
熟成させたウイスキー。ピートと樽の香りにより、蒸留所の数だけ個性がある。
Aグレーン・ウイスキー・・・・・トウモロコシ8割に大麦麦芽2割を混ぜて蒸留したもの。ピート臭がなく、マイルドな味わい。
Bブレンデッド・ウイスキー・・・・・モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたもの。モルトの強い個性をグレーンのマイルドさで
飲みやすく仕上げる。
モルト・ウイスキー
製造される地域によって5種類に分けられます。
@Speyside Malt (スペイサイド モルト)・・・・・ 華やかさと豊かなコク
マッカラン The Macallan ロングモーン Longmorn
クラガンモア Cragganmore グレンファークラス Glenfarclas
AHighland Malt (ハイランド モルト)・・・・深いコクとリッチな味わい
ダルモア The Dalmore ダルウィニー Dalwhinnie
グレンモーレンジ Glenmorangie
BCambeltown Malt (キャンベルタウン モルト)・・・・芳醇な味とクリーミーな喉ごし
スプリングバンク Springbank ロングロウ Longrow
CLawland Malt (ローランド モルト)・・・・穏やかで柔らかい口当たり
グレンキンチー Glenkinchie オーヘントッシャン Auchentoshan
DIslay Malt (アイラ モルト)・・・・ピートの効いたスモーキーフレーバー 今、私が美味しいと感じているモルトです
ボウモア Bowmore ラガヴァーリン Lagavulin カリラ Calila
ラフロイグ Laphroaig アードベッグ Ardbeg
ブレンデッド・ウイスキー
日本ではスコッチ・ウイスキーといえば、モルト・ウイスキーよりもブレンデッド・ウイスキーのほうが有名です。
代表的なブランドは・・・・オールド・パー Old Par シーヴァス・リーガル Chivas Regal ジョニー・ウォーカー Johnie
Walker
バランタイン Ballantine`s カティー・サーク Cutty Sark ホワイト・ホース Whitehorse
ジェイ・アンド・ビー J&B ロイヤル・ハウスホールド Royal Household
先日(2007年6月)ロイヤル・ハウスホールドを味わいました。エリザベス女王御用達のウイスキーとして有名です。飲む前は色は薄く香りもあまりしないのですが、口に含んでしばらくすると華やかな香りが口一杯にひろがります。
しかし、少し氷が解けてくると香りとコクはすぐに薄まってしまいます。その点では、モルト・ウイスキーのほうが力強く、香りとコクが長持ちします。